珈琲豆の保存

珈琲豆の保存

コーヒー豆は冷蔵または冷凍保存を

樹の香にご来店されるご新規のお客様に、ご購入の際、「コーヒー豆は冷蔵庫で保存してくださいね」と声をかけると、「えっ?!コーヒー豆って冷蔵庫で保存するの?!」と驚かれることが、コーヒー豆屋13年目(2013年現在)の樹の香でも、まだ少なくありません。

 

ぜひ、より良いコーヒー豆の保存方法を知っていただき、ご購入されたコーヒー豆を最後の1杯まで、おいしく楽しんでいただきたいと思います。

 

適切な保存方法

 

樹の香のコーヒー豆は、いつも煎り立て新鮮ですが焙煎直後のコーヒー豆には、大量の炭酸ガスが含まれています。
このガスは放っておくと、美味しいコーヒーの大切な要素である香りとともに空気中にどんどん放出され、鮮度も落ちていきます。
ガスが抜けきる頃には、コーヒー豆がしけってきますので抽出時にお湯の吸収が悪くなり、味を出すことも難しくなります。

 

挽いた状態(粉)で保存する場合には、特に注意が必要です。

 

このガスの放出を完全に止めることは不可能ですが、可能な限り遅らせることで、鮮度を長く保つことが可能です。

 

その方法とは、ずばり冷蔵保存です。
低温を保つことによって、ガスの放出スピードを遅らせることができます。

 

樹の香のコーヒー豆も、お客様がご購入されるまで、すべて冷蔵保存されています。
店内ではかつて、ディスプレイ用に密閉式の瓶に入れていましたが、数年前からこれを完全に止め、完全冷蔵保存に切り換えました。
(冷蔵スペースを非常に取るので、大変ではありますが・・・)

 

樹の香の店内は、夕方から西日が入り込むため、密閉されたコーヒー豆の瓶も、高温となりコーヒー豆にとっては、大変よくない条件となっていました。

 

冷蔵保存することで、コーヒー豆の鮮度は格段に変わります。
常温での保存に比べ、最低でも3倍は長く(当社比)鮮度を保つことができます。
ぜひともコーヒー豆は、冷蔵保存をお奨めします。

 

樹の香で購入されたコーヒー豆は、空気を通さない袋で包装されていますのでそのまま冷蔵での保存にご利用下さい。
袋を開けたら、余分な空気を抜き、袋の口を閉じ、その状態で密閉容器に入れて冷蔵庫に入れていただくと、より効果的です。

 

ですが、ガスの放出が止まるわけではなく、放出スピードが遅くなるだけですので、挽いたコーヒー豆に関しては特に、お早めのご使用をお願いします。