2015年6月5日放送「世界の村で発見!こんなところに日本人」で紹介された農園のコーヒーです。
かつてネパールは、コーヒー豆の産地としては、あまり有名ではありませんでした。
今では、当店で1,2位を争うほどの人気のコーヒー豆となりましたが、 取引きを開始した最初の年は、粒としての品質も味もあまり良くありませんでした。
それもそのはず、取引き開始の年に収穫したコーヒー豆は、コーヒー農園を始めて、一番最初の年のもので、土地もあまり肥えておらず、木も若かったためでした。
農園責任者の池島さんは、1年のほとんどを現地で過ごし、 現地の人たちと一緒になって、コーヒーを育てています。
その年の新しく収穫した豆を見せてくれますが、毎年、飛躍的に進化しており、 今では一つのブランドとして定着しました。
無農薬有機にこだわり、収穫も完熟豆の手摘みで、手間暇かけているため、 大量生産はできませんが、すべての工程に心を込めて、納得のいく商品を お客様に届けたいと考える池島さんの考え方を反映しています。
精製方法にも妥協せず、レッドハニープロセスと言われるセミウォッシュドを採用し、手間と時間を惜しまず美味しいコーヒーを作り続けています。
私たちもそんな彼の考え方に共感し、一緒になってネパールコーヒーを育てている気持ちになっています。
ネパール有機栽培コーヒーは、山の斜面で栽培されていますが、原生している樹や植物などの生態系を壊すことなく、空いている条件の良い合間に木を植えています。
あえて農地を切り開くことをしていないので、それが大量生産できない原因でもあるのです。
しかし、そのように造られていく農地は、毎年確実に肥えていき、コーヒー豆の味も力強いものに変えていきます。
特徴としては、酸味は少なく、ナッツ系の独特の香りがあり、中煎りより少し深く焼くと、コクと甘みが出てきます。
今後も、さらなる進化が楽しみなコーヒーです。。。
『ネパール(安心安全栽培)コーヒー』は、お買い物のページでお買い求めいただけます。
脱穀の様子が見られます。